
いつからだろう自分を「特別」だと思わなくなったのは。だけど、普通に生きるってことがこんなに難しいこととは知らなかった。。。挫折感いっぱいの晴夫に電話がかかる。高校卒業してから会ってない父が亡くなったと。ホームレスとなっていた父の住処に行ったとき、どうしようもない父の生き様を悔やむように悲しんだとき、雷に打たれた晴夫は、目が覚めるとそこは40年前の浅草だった。
すごく単純なベタな映画だけど、泣かされてしまった。両親のことを憎む晴夫が実際に自分が産まれる前の両親に会い、事情を知ったとき、晴夫の後悔はハンパ無かったと思う。でもそれが逆に生きる意味を見つけた貴重な体験だったとも言える。肝心なことはネタバレになるから書けないけど、すごく心温まるいいストーリーだったと思う。大泉洋もすごかったけど、原作、監督、出演をこなした劇団ひとりもすごくよかった。そして母親役の柴咲コウがね。泣かされたよ。