
そして21歳になって迎えた年越しパーティーの翌日、父親からその後の人生を大きく変えることになること伝えられる。それはなんと一家の男は代々タイムトラベルが出来る能力を持っているというのだ。ただし、出来るのは自分の過去に戻れるだけで未来には行けないし、過去に戻っても自分以外の歴史を変えることは不可能だという。
9月末に公開になっていた作品がようやく今日から金沢で公開になった。富山では先月もう公開になって終わったが、ずっと観たくて今日観に行った。
こういうタイムトラベルものはいろいろ辻褄が合わなかったり矛盾があったりしてツッコミどころ満載。この映画も例外無く、いろいろ突っ込みたいところはあったけど、条件を作ってなるべく辻褄が合うようにした感じはあるけどね。
この映画を観ていて「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を思い出した。「オール…」は戦闘で殺される度にリセットされてまた生き返ってやり直しが出来る。この映画は一からではなく、正確な時間と場所さえ思えば、思い通りに戻ることが出来てすごく簡単で便利。
でもね、観てて思ったのはすごくズルいよ。思い通りにならなかったらすぐに過去に戻ってやり直す。そんなこと繰り返してもつまらないと思う。一度しかないから真剣になるし、失敗しないように努力して一生懸命生きると思うんだよね。だから最後にはティムも悟るわけ。
想像していた期待していたストーリーとちょっと違っててめちゃめちゃ面白かったわけではないけど、ほのぼのとして温かい気持ちになれた映画だった。